当たり前のことにびっくりしない、腹をたてない
あたりまえのタイトルで拍子抜けな記事ですね(笑)。
でもこれって人間関係の話になると、とたんに難しくなります。
わさびが辛いことに「舌が痛い」とびっくりする人はいますか?
わさびは辛いから「わさび」なんですよね。
にわとりが朝鳴くことに「朝っぱらから迷惑、うるさい」と腹を立てる人はいますか?
にわとりは朝鳴くから「にわとり」なんですよね。
だれも腹はたてませんよね。裏切られた、傷ついたと泣く人もいないと思います。
けれども、人間関係に置き換えたらどうでしょう。
みなさん、意地悪な上司や姑に悩まされていませんか?
でもね。
意地悪で有名な上司が、意地悪をしてくるのはあたりまえです。「意地悪な上司」だから。
悪口がすぎる姑が、悪口を言ってくるのは当たり前です。「毒舌姑」だから。
とても残念なことですが、当たり前のことはあたりまえに繰り返されていきます。
「今日こそはほめてくれるのでは」と期待するのは、「今日こそはわさびは辛くないだろう」「今日こそは鶏は朝静かにしてくれるだろう」と考えるのと同じです。たいていはがっかりする結末になってしまいます。
だからこそその言葉を受け入れて、「傷ついた」とか「裏切られた」といって落ち込んだり、怒ったりするのをいったん止めてみましょう。
そして、中立の立場で、
「さすが静岡産の本わさび、鼻に抜ける香りと辛みがちがうね」
「今日の鳴き声はひときわ高いなあ。元気でなにより」
という感じで、
「さすが意地悪で他部署にもその名声がとどろく部長、ネチネチした物言いの中にもいびりがぴりり」
「今日の悪口は、意地悪姑の星、泉ピン子も真っ青だ。星3っつ!」
と客観的に評価してみてください。
これをうまくやるため大切なポイントは
「受け入れないで受け流す」
を徹底することです。
最初は難しいですが、うまくできるようになると、少しずつ気分が楽になるかもしれません。
大切なことなのでもう一度人生のコツを書いておきます。
「当たり前のことにびっくりしない、腹をたてない」
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